患者の気持ちに引きずられて看護師の仕事が辛くなり

専門科のある特殊な病院に入職し

児童精神科病棟に入職してまだ1年という新人の20代女性看護師です。私は看護系大学を卒業後、23歳になる年に新卒として病院に就職しました。就職とともに一人暮らしも初めて、公私共に大きな変化からのスタートでした。勤務先は、約700床の精神科単科の病院です。広大な敷地に何棟かの病棟が点在しており、花などの緑が綺麗な病院で、また睡眠外来や児童精神科など、全国でもまだまだ珍しい専門科があり、各地から患者さんが来院しています。

患者の気持ちにのみ込まれ自分がコントロールできず

私が看護師に向いていないと思ったことは、患者さんの辛い気持ちや悲しい気持ち、希死念慮などの話を聞くと、自分のことのように考えてしまい、患者さんの気分と一緒に一喜一憂していたことに気づいたときです。精神科看護の役割として、一般科よりも大切になってくるのがコミュニケーションです。コミュニケーションでは患者さんが自分の気持ちを表出できるように、看護師は聞き手に回ること、そして患者さんが表出できた気持ちを認め、受け止めることが重要な看護師としての役割になります。しかし当時の私は受け止めることで精一杯で、むしろ患者さんの話にのみ込まれてしまい、自分の感情をコントロールできないほどになっていました。

先輩看護師からアドバイスをもらって

まずはプリセプターである先輩看護師に相談しました。そのとき先輩から、「患者さんのことを自分のことのように感じられるのは親身に話を聞けている証拠。でも患者さんと医療従事者という風に立場は違うから、そこの一線を意識してみてはどうかな?」と助言を頂きました。助言を頂いたことで、自分のマイナスだと思っていた部分を強みに考えることができるようになりました。そして一線を意識することによって少し自分のことのように考えるのではなく、自分は医療従事者あり、自分が目の前にいるしんどい気持ちの患者さんに何ができるであろうか、と考えるようになりました。

辛いことは自分だけで抱え込まずに

看護師という職業は楽しいことも嬉しいこともありますが、その分精神的にも身体的にも辛いことがたくさんあります。辛いときには一人で抱え込まず、先輩に相談をして、考え方のベクトルを変えてみると、心が軽くなることもありますよ!